4-6. ホーミングエンドヌクレアーゼ
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ホーミングエンドヌクレアーゼ
古細菌、真正細菌、真核生物のすべての生物界の生物がもつ酵素
非常に長いDNA配列(e.g. 30塩基対)を認識し、その内部を4塩基ずらして3'-突出末端を残してDNAを切断する
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この酵素はタンパク質スプライシングによって生じたインテインにコードされている
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厳密な生物学的意味では制限酵素とは異なるが、制限酵素と同様の感覚で使用することができる
滅多にDNAを切断しないため、染色体レベルの大きなDNA断片を得たり、γ線などの代わりにゲノムDNAを限定的に損傷させたりする場合など使用される
インテイン遺伝子を目的タンパク質に連結させれば、タンパク質スプライシング反応を介してタンパク質を人為的に連結させることができる
Column タンパク質スプライシング
酵母の液胞型ATPaseなど、多数の例で知られている
翻訳後に内部のペプチドが切り取られ、両端がつながって活性タンパク質が再構成される現象
切り取られる部分をインテイン、つながる部分をエキステインといい、スプライシング活性はインテインにある
インテインは基本的にホーミングエンドヌクレアーゼで、インテイン配列のないDNAを切断するが、このとき、細胞の修復機構が働くため、自身のDNAが切断点に複製される
ホーミングと言われる理由
インテインDNAは排除されにくく、トランスポゾンのように自己を勝手に転移させるので利己的DNAの一種と見なされる
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